ヒューストンからこんにちは

ヒューストンで見つけた楽しい場所、美味しいもの、お役立ち情報を綴ります

ヒューストン車なし生活

渡米して1年が経ちますが、未だに車なしの生活を送っています。(私が運転しないだけで、夫は毎日自動車通勤しています)

日本では、公共交通機関と自転車・徒歩で全く不自由なく生活できていたため、免許はとったものの運転したのは一度か二度だけ。しかし、アメリカでも特に車社会のヒューストン。「運転できなきゃどこにも行けないよ」との言葉に、「これを機に運転できるようになろう!」と一念発起。国際免許を申請し、ペーパードライバー講習まで受け、運転する気満々で渡米しました。

ところが・・・渡米後、夫や友人から聞くクレイジーな話(前を走っていたトラックからタイヤが転がってきた、とか、赤信号で停まっていたら後ろから追突された、とか・・・)を聞いたら、急に運転するのが怖くなり、どうすればこの地で車を運転せずに生活できるかを考えました。1年経った今、私の主な移動手段は以下の3つ。

渡米後、「テキサス 自転車」や「アメリカ 運転しない」などのキーワードで色々調べた経験上、この記事が私同様アメリカで運転することを避けたいどなたかのお役に立てれば幸いです^^

 

1.自転車

子供の保育園の送り迎え、近所のスーパーへのちょっとした買い物は自転車で行っています。

家から徒歩圏内に自転車屋さんがあるというミラクルで、引っ越して数日後に自転車を購入。マウンテンバイク(電動ではない)で、子供を乗せるシートを含めて7万円くらい。日本で普通のママチャリだったら2万円くらいで買えるのでしょうが、こちらで車を購入+保険や車検、日々のガソリンなどの諸経費を考えたら、安いもの!と自分を納得させました。

幸い、家から保育園までは自転車で10分かからない距離、かつ歩道が整備されているので、保育園まではかなり安全に通えています。ただ、サイクリングとして自転車に乗る方はいるものの、移動手段として自転車に乗っている人は近所で我々(私+子供)しかおらず、結構目立ちます。近所のスーパーでは、「あなた自転車で来てる子でしょ」と言われ、保育園では自転車に乗った私を見た他の子から「ママー!あの人自転車乗ってるよー!」と言われる始末。最初はこういう人の目が気になったけど、神経が図太くなったのか最近はあまり気にならなくなりました。それどころか、スーパーで私の自転車の写真を撮っていた他の親子(同じような子乗せ自転車を買いたいと考えていたよう)に、購入した自転車屋さんを紹介してあげたくらい。こういう草の根活動で、少しでも自転車人口が増えたらいいなぁ(この親子も、サイクリング目的で自転車を探しているだけでしょうが・・・)

 

2.Uber

本当は自転車でどこまでも行きたいのですが、残念ながらこちらでは突然歩道がなくなり、そこから先は車道のみというパターンがほとんど。本気のバイクリスト達はビュンビュン走る車の横を涼しい顔して走っていますが、そこまでの勇気はないので、事前にグーグルマップで見て、途中で歩道がなくなるような場所に行きたい時はUberを利用しています。

Uberの仕組みについてはここでは書きませんが、タクシーと違って事前に所要時間と金額がわかるので、とっても安心!たまに運転が荒い人や、車の匂いが気になる時もありますが、私はこれまで身の危険を感じたことはありません(でも、密室空間なので、気をつけないといけないですね)

Uberを利用する時は、英語で話すチャンス!と思い、話しかけても大丈夫な感じのドライバーさんの時にはどんどん話すようにしています。個人的に「タクシードライバーの方=地元の美味しいお店を知っている」と信じているので、それと同じノリで、おすすめのレストランを聞いたり、ドライバーの方の出身国(ヒューストンは移民の方が多いので)の料理の話をしたり。これがなかなか面白くて、これまでジャマイカ出身の方からジャマイカレストランを教えてもらったり、生粋のテキサスっ子(といってもおじさんでしたが)からテキサスバーベキューについて話を聞いたりしました。

 

3.公共のデマンドバス

Uberはとっても便利なのですが、週に2・3度通う学校に毎回Uberで行っていたら家計が破綻する・・・ということで、「【住んでいる地域】 transportation」で検索したら、なんとデマンドバスが走っていることが判明!

 

簡単に言うと、

・1回1ドルで

・自分の家(あるいは出先)から目的地(あるいは自分の家)まで

送ってくれるバス。これだけ聞くと、とっても魅力的ですが、もちろんデメリットもあります。例えば・・・

・利用する前日までに電話予約をしなければならない

・障害をお持ちの方や高齢の方が優先かつ、バスの数に限りがあるため、希望の日時に乗れない(予約をとれない)場合がある

・乗客が自分だけではない場合、通常10分で到着するところまで30分(あるいはもっと)とかかかる場合がある(他の乗客の目的地に寄りながらになるため)

・道路渋滞などで30分〜1時間くらいpick upが遅れる場合がある

などなど。時間が読めないところが最大の難点なので、必ず時間通りに着きたい場合はUberをおすすめします。

難点といえばもうひとつ、予約をするための電話がなかなかつながらないこと。初めてかけた時はあまりのつながらなさに、HPは存在するけど、サービス自体は既になくなったのではないかと疑ったほど。これは直接話を聞こうと、HPに書かれていたオフィス(日本でいう区役所の公共政策課みたいなところ)を訪ねてみたところ、ちゃんとコールセンターが存在していました!ただ、職員の方のお話によると、3人しかオペレータさんがおらず、かつ1回あたりの電話に時間がかかるから、なかなかつながらないとのこと。ありがたいことに、その日は直接予約を入れてもらい、それ以降の予約は「辛抱強くかけてみてね」とのこと。

この電話、びっくりするくらいつながらないので、私はスピーカーにしてつなげたまま、家事や勉強などをして、つながったらとるようにしています(30分以上かけ続けたことも)おすすめは朝いちばんにかけること。8時にコールセンターが始まるので、8時ちょうどにかけるとわりとつながりやすいです。

 

めったにいないと思いますが、ヒューストンに住んでる(これから住む)方で運転されない方、参考にされてください〜^^

 

そうそう、この3つ以外で忘れちゃいけないのが、周りの皆さんのご好意。ランチや買い物に行く際に送り迎えをしてくれる友人や、雨の日に保育園まで乗せて行ってくれる友人、学校でなかなか来ないバスを待っている私を家まで送ってくれるクラスメイトの存在がなければ、車なし生活はもっと辛かったと思います。暖かい友人たちに感謝して、引き続き車なし生活を送ります!